ティーケーピーは、「空間再生流通企業(遊休資産を再生し、シェアリングすることで社会に価値を創造する)」の企業理念のもと、事業を通じて持続可能な社会の実現を目指します。空間シェアリングビジネスのリーディングカンパニーとして培ってきた既存事業のノウハウを活かし、今後はアジア各国をはじめとした海外からの人・企業の流れを商機に換え、さらなる付加価値向上を目的とした提携・M&Aに注力するとともに、以下に定めるサステナビリティ方針に基づいた企業活動を推進してまいります。
また、これらの活動をウェブサイト等により適切に開示し、社内外のステークホルダーとの対話を通じて継続的な改善を図ることで、サステナビリティ経営の透明性と信頼性の向上に努めます。
顧客や時代のニーズが変化する中で、新たな価値を創出し続けるため、技術革新を継続的に取り入れつつ、組織全体で変革を図りながら、高品質なサービスを開発・提供します。サービスの高品質化に留まらず新たなビジネスを生み出していくため、多様な人材の活躍を促し、従業員のスキル向上や知財戦略の強化を通じてイノベーションを推進していきます。これらの取組により、当社社員行動指針に掲げるティーケーピーの目標“IT・金融ツールを活用して社会の価値を創造する革命企業”を体現し続けます。
人が経営の根幹と考え、当社社員行動指針(※)を実現できる人材を育成することに努めます。従業員のWell-beingを重視し、従業員一人ひとりが働きやすく、個々の能力を最大限に発揮できる職場環境を整備することで、従業員満足度とエンゲージメントの向上に努めます。
また「世界人権宣言」や「国連グローバルコンパクト」等の人権に関する国際的な規範や基準を支持・尊重し、人種、信条、宗教、皮膚の色、国籍、年齢、性別、性的指向、性自認、身体障害、社会的身分などを理由とする一切の差別を禁止します。様々な背景を持つ多様な人材が、互いを尊重し、チームワークを重視して働く、楽しく前向きな組織風土を醸成します。事業活動に関わる全てのステークホルダーの人権についても尊重し、その保護に努めます。
※ティーケーピー社員行動指針:
① スピード重視 チャンスはGet!挑戦・撤退の決断
② Yes We Can! 顧客満足の最大化・感動を与える
③ 常に創造!改善!革命!
→ 人材育成方針・職場環境の整備に関する方針についてはこちら
当社は、気候変動への対応や循環型社会の実現、また生物多様性への配慮が世界的な課題であることを認識しています。コアビジネスである空間シェアリングは、社会全体の温室効果ガス削減および資源消費の削減、生物多様性への負の影響の低減につながるものと考えております。遊休スペースを活用し、新たな価値を付与した空間をシェアリングサービスとして提供することで、環境に配慮した持続可能なビジネスの実現を目指します。
当社がもつ全国各地の拠点ネットワークを活用し、地域の発展や社会課題の解決に貢献します。空間シェアリングビジネスを通じて、遊休スペースから地域経済や文化の発展に寄与する空間を創出し、地域の活気と魅力を高め、地域住民や利用者にとっての新たな価値を創造することを目指します。そのために様々なステークホルダーとの広範なコミュニケーションと協働を行うことで共存共栄の関係性を構築し、共に豊かな地域社会を築いていくことを目指します。
事業活動に関連する法令・規則を把握し遵守することの重要性を理解し、確実に実行します。また、教育・研修を通じ、役員および従業員一人ひとりの法令遵守意識の向上や企業倫理の浸透を図ります。さらに、社会規範や企業の社会的責任について理解を深め、企業活動全般においてコンプライアンスを実践してまいります。
上記の方針に基づいて事業に邁進し、企業と社会の持続可能な発展を実現してまいります。
以上
2024(令和6)年5月31日
株式会社ティーケーピー 代表取締役社長
河野 貴輝
策定したサステナビリティ方針に沿って「ダイバーシティ推進」「コンプライアンス」「イノベーション」「ステークホルダーとの繋がり」「情報セキュリティ」「気候変動への対応」「人材開発・確保」の7つのマテリアリティ(重要課題)を特定いたしました。
本マテリアリティは、国際ガイドライン(GRI、ISO26000等)や取引先からの要請を踏まえて抽出した101の重要課題候補の中から、「ステークホルダーにとっての重要度」と「自社にとっての重要度」の2軸で定量的に評価を行い、優先的に取り組むべき課題を特定し、取締役会で承認されております。
特定したマテリアリティ項目は、当社における収益機会及びリスクとして認識し、事業戦略として取り組むことで社会課題解決への貢献及び企業価値向上を目指したサステナビリティ経営の推進に取り組んでまいります。
私たちの価値創造は、当社グループを取り巻く外的要因と向き合うことから始まります。
時代とともに変化する顧客ニーズを的確に捉え、TKP独自の『空間再生流通事業』を通して新たな価値を付加することで社会とTKPグループのサステナブルな成長を実現してまいります。
このプロセスの循環を通し、私たちは「新しい価値の創造」にこれからも挑戦し続けます。
TKPは、遊休不動産の貸会議室や宴会場への転換や、宿泊研修施設・温泉旅館の再生などで、新たな空間活用を実現してまいりました。
空間シェアリングビジネスのリーディングカンパニーとして、常に時代のニーズに合わせた新しい価値を創出する取り組みを行っております。
フレキシブルスペース事業の推進、DXサービスの拡充を通じて、働き方の多様性を提案しております。
ビル内スペースをサテライトオフィス、配信スタジオ、CBTテストセンターなどへ転換。様々なニーズに柔軟に対応し、課題解決に貢献しております。
TKPは全国で237拠点を展開。首都圏だけではなく北海道から沖縄まで各地で均一なサービスを提供しております。
また、各地の試験会場や各種受講会場としてご利用いただくことで、地域間格差のない学習環境の提供に貢献しております。
TKPで運営する新都市型ホテル「アパホテル」では、たまご型ユニットバスを標準設備として採用、従来の浴槽より約20%節水が可能となり、快適性も向上いたしました。
また、新型コロナウィルス感染症対策の一環として、ワクチン接種会場の提供や、軽症者受け入れのための宿泊療養施設を提供しておりました。
外国籍社員の登用、障がい者雇用を通じて、様々な価値観・個性を活かしたダイバーシティ推進に取り組んでおります。
TKPは地域経済やスポーツ振興と活性化に貢献したいと考え、株式会社大分フットボールクラブと資本業務提携を行っております。
地域活性に寄与する活動を推進し、全国へと繋げる支援を行うことで、大分FCと共にスポーツを通じた地域課題解決へ挑戦してまいります。